ポスト MUSES-C から「はやぶさ2」、さらに...

2,000年05月より検討が始まった「ポスト MUSES-C」提案は、今もメイリングリストログとして2,000通を超える膨大な通信量が残っています。会員のみのログ公開となりますが、その中身は何度読み直しても胸が躍り、近未来の小天体探査に希望を抱かせるものです。15年以上も前に、「はやぶさ2」を凌ぐ検討がここ MEF で繰り広げられていたということに改めて感慨と驚きのような気分を持たせてくれます。

NASA Dawn 探査機が捕らえた、ケレス。2015年02月12日に、52,000 miles (83,000 kilometers)の距離から、回転した二枚の撮像。- Image Credit: JPL/NASA

内惑星周辺の探査は、NASA Dawn 探査機がベスタを経てすでにケレス探査に到達しました。土星探査機カッシーニによる衛星探査、特に昨年末に接近観測が終了したエンケラドスの集中観測では、地球外生命の可能性を示唆する海洋の存在などが明らかとなり、アストロバイオロジー研究に新たな光明を見出しました。さらにはニュー・ホライズンズによる昨年の冥王星到達(フライバイ)や数年前に太陽系を脱したヴォイジャーなど、日本から見れば延髄の的とも言える成果が海外で示されています。


次世代小天体探査検討

MEF の本分は、次期小天体探査構想の発案とアウトリーチペイロードの提案&実施を達成することです。2000年当初を振り返りつつも、現在の宇宙探査環境でそれらに到達出来る現実的な活動を心掛けなければいけません。

はやぶさ2リフトオフに際して:孵卵~ポストはやぶさの DNA ~研究会「太陽系小天体への再挑戦」の開催報告 /// 次期小天体探査検討

MEF Report

2000年5月の発足以来、7つの探査案を検討しました。2001年から第4回宇宙科学シンポジウムをはじめとする国内外の学術会議で、次期小天体探査が目指す科学とそれを実現する統合案の検討結果を発表してきました。02年末には「MEF レポート」暫定版、04年1月には最終版を発行し、公開HP上などで配布しました。直後から「小天体探査WG」発足申請準備会議を開催し、同レポートをたたき台にした発足申請書を、3月にJAXA/ISAS 宇宙理学委員会へ提出しました。審議の結果、「小天体探査WG」設立は認可され、MEF の設立当初の目的は達成されました。

MEF Report ver2.0

寄稿集

惑星探査、その研究計画などの宇宙開発は、日本国内でも盛んに行われていることは知られておりますが、これからの将来を歩む方たちには、そういった分野にはどうすれば進めるのか、また、そういった分野において実際に係わっている人達は、どのような関わり方をしているのか、一般には得られている情報は少ないようです。この特集では、現在、既に惑星探査に係わる理学的・工学的、あるいはそれ以外(後方支援等含む)をされている方々から、現在、惑星探査に係わる勉強をしたいと考えている方々へ、寄せていただいた文章を公開させていただいています。

はやぶさ帰還ニコ生中継アンデスの砂漠にある宇宙への目新大陸で待っていた隕石月・惑星科学会議(LPSC)開催要旨とその歴史『轍の先にあるもの』執筆記 /// 寄稿集

ジャンクボックス

いろいろ、収録します。

「はやぶさ2」が目指すC型小惑星「1999 JU3(Ryugu)」私たちが目指す小天体~小惑星:第一編~ /// ジャンクボックス