2016年05月25日、MEF は十六周年となりました!

本グループは、はやぶさに続く日本の小天体探査について、全国からアイディアを募り、科学的意義や工学的な実現可能性を検討し、JAXA/ISAS が実施できる規模の有力なミッション候補を創り出すことを目的とした有志団体です。

現在の進捗:
2016/09/27:ブラウン惑星人の日々
2016/05/25:十六周年に際して
2016/05/25:日々のたわごと
2016/01/27:寄稿集次期小天体探査検討

Recent Posts

人工流れ星を創る本当の意義

阿部 新助 - 日本大学理工学部航空宇宙工学科准教授

  • July 29. 2015

...そもそも地球には,毎日約100~300トンの地球外物質が降り注いでいる。その殆どは,太陽系内の彗星や小惑星からやってくるメテオロイドだ。一般にメテオロイドは,直径がμm~mサイズの塵(ダスト)で,直径約10 mを越えると小惑星と呼んでいるが,学術的に明確な境界は定義されていない。メテオロイドが超高速(秒速12-72km)で地球大気圏突入する際の,空力加熱(空気の流れが堰き止められて圧縮することで,運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて加熱される)によるアブレーション・プラズマ発光が,流星現象である。高温により物質が昇華して励起原子・分子や電子が生成される過程をアブレーションと呼ぶ。通常我々が目視できる流星は,大気突入速度や突入角などにもよるが,およそ直径が0.5~数mmと見積もられている。地球に降り注ぐ宇宙物質の殆どは,肉眼では見えない非常に暗い流星(宇宙塵:IDP=Interplanetary Dust Particle)だ。頭の真上に掲げた拳1つの領域(上空100kmの約20km四方)に,1日で数千個の肉眼では見えない流れ星が,昼夜関係なく降り注いでいるのである...

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復刻したコンテンツ

Jan. 27 2016 : 科学者による「啓蒙」活動の現在
Jan. 26 2016 : 科学者から見た、日本の固体惑星探査の夜明け
Jan. 26 2016 : 「世界の研究室から」アンデスの砂漠にある宇宙の目
Jan. 26 2016 : 「世界の研究室から」新大陸で待っていた隕石
Jan. 26 2016 : 月・惑星科学会議(LPSC)開催経緯とその歴史
Jan. 25 2016 : 惑星科学のすすめ
Jan. 23 2016 : 『轍の先にあるもの』執筆記
Jan. 22 2016 : はやぶさ帰還ニコ生中継
Jan. 13 2016 : C 型小惑星 Ryugu を目指す「はやぶさ2探査機」の地球スイングバイに際して
Jan. 13 2016 : はやぶさ2リフトオフに際して:孵卵~ポストはやぶさの DNA ~
Jan. 13 2016 : 人工流れ星を創る本当の意義

次期小天体探査検討

Outline

  • Jan. 21 2016

復刻したコンテンツ

Jan. 22 2016 : ソーラー電力セイルによる科学観測の概要
Jan. 21 2016 : ソーラー電力セイル科学観測 : トロヤ群およびメインベルト小惑星探査~
Jan. 20 2016 : 次期太陽系始原天体探査ミッション検討例
Jan. 14 2016 : はやぶさ2リフトオフに際して:孵卵~ポストはやぶさの DNA ~

MEF では2000年5月の発足以来、7 つの探査案を検討しました。01年から 4 回の宇宙科学シンポジウムをはじめとする国内外の学術会議で、次期小天体探査が目指す科学とそれを実現する統合案の検討結果を発表し、02年末には「MEF レポート」暫定版、04年1月には最終版の発行を果して公開 HP 上などで配布、直後から「小天体探査 WG」発足申請準備会議を開催し、同レポートをたたき台にした発足申請書を、3月に JAXA/ISAS 宇宙理学委員会へ提出しました。審議の結果、「小天体探査 WG」設立は認可され、MEFの設立当初の目的は達成されました。

現在、様々な紆余曲折はあったものの、昨年2014年には「はやぶさ2」が打ち上がり、各研究者間では既に「ポストはやぶさ2検討」も始まっております。そうしたなか、MEF は今後何処に向かうのか、何を以て新たな指標とするのか、今後そうした議論を早急に進めていかなければなりません。

一昨年より継続して行われている活動の一つに、中高生への「惑星科学のすすめ」というものがあります。このカテゴリでは、そうした若い方々への太陽系科学全般への興味、理解を持って頂く事を主眼として、秀逸な論文等を御紹介しております。昨年度まで手が届かなかった「月探査」、「始原天体研究」などに関する論文も加えて HTML 化する、あるいはこのカテゴリに限らず、中高生徒にも理解できる解説、コラムなどを掲載し、惑星科学への理解、それを目指す機会が一人でも多くの方々に届くための一助となればとの考えのもと、研究者の皆様からのご協力を頂き活動を継続して行こうと考えます。

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